Webメディアのキャリコネニュースに、「マツコ・デラックスが「趣味に生きる」若者を批判 「死にもの狂いで3~5年働くことが大事」」という記事がありました。
https://news.careerconnection.jp/?p=13020
こちらの記事で取り上げられた番組を偶然見ていましたが、「若い時にはがむしゃらに頑張る時期が必要」という、マツコ・デラックスさんの意見には説得力がありました。
一方で、真面目に仕事に取り組んで長時間労働した結果、心身を壊してしまう、というケースも多いようです。日本人の勤勉さ、真面目さが、このような事態を招くのでしょうか。政府も、一億総活躍社会の実現を目指し、いわゆる「働き方改革」を推進している中、長時間労働の抑制が3つの柱の内の一つとし、法改正による時間外労働の上限規制の導入などを進めているとのこと。
ただ、一見同じような労働条件下で働いていても、心身に変調をきたしてしまう人もいれば、ばりばり活力をもって一定期間頑張れる人もいますよね。定年までバリバリ長時間労働!!となったら大概の人間は心が折れると思いますが。。(;^_^)
厳しい管理下のもとで細かく統制されながら業務を行っているのか、自発的に動いているのかによっても、本人の感じる負担感には大幅な差があります。さらに、どのような理念の経営者の組織に所属しているのか、自営業なのか、本人がどのようなキャリアプランや志向をもって働いているか、体力やストレス耐性など、各人で大きな差があることから、いわゆる数字データでは表せない個別の事情が大きく影響すると思います。
実際、長時間労働をせざるを得ない会社に勤務していて「入社後、4年は修行だと思って頑張った。そしてスキルをつけてから転職した」という人もいました。
残業時間など、数字を目標に合わせるのみではなく、各人の事情を理解した上で柔軟に対応できる制度を整えることが、会社には求められています。
エイレックスは元々残業が多くなく、ワークライフバランスがとりやすいのが特徴であり強みですが、有給取得率をさらに向上させるため、チーム毎に年間の有給取得スケジュールを設定する試みを始めました!
これにより、忙しくて有給取得を忘れていたら、あらっ。。もう年末!年度末!ということがなくなっていき、休暇もより取得しやすいのではないでしょうか。堂々と休暇を取得できます(#^.^#)
平成27年に決定された第四次男女共同参画でも、有給取得率向上がうたわれています。このように、政府は企業へ長時間労働抑制、求職者への情報開示、多様な労働者の雇用促進などを求めています。その流れに取り残された企業は優秀な人材を確保できなくなっていくため、これらは徐々に浸透していき、労働者の働き方の選択肢は広がっていくのではないでしょうか。
一方、高度成長期に週休一日でモーレツに働き、今の経済大国日本を築いた方たちがいたからこそ、今の労働者がそのような選択肢を得たのかもしれません。
かつてのモーレツ社員への感謝の気持ちを忘れずに、日々仕事に取り組んでいきたいな、と思います。
N・H