エイレックスでは各種トレーニング、イベント実施のため国内出張がありますが、今回は海外出張の話題です。
今月私は、メディアツアーのアテンドのため、南半球の国に出張しました。現地4泊、機内2泊の密な日々を、クライアント及びメディアの皆さんと過ごしました。
私たち広報担当者にとってメディアツアーは、クライアントの商品やサービスへの理解を深める意味で、またメディアの関心や視点をダイレクトに感じ対応するという意味で、またとない機会です。三食をともにするという意味でも、関係性の濃い時間を過ごしました。
お忙しいメディアの方を拘束し、一日2、3か所の訪問先取材にご案内するわけですから、ツアー中はいつも時間との戦いです。クライアントに代わり、質疑応答のタイムマネジメント、訪問先での撮影許可の範囲確認、取材中に回答できなかった質問・取材後に出てきた質問の記録、撮影タイムの確保、非公式の場で簡単な通訳サポートなどを、行いました。
今回はクライアント手配の公式記録撮影はなかったため、各メディアの記者ご自身がカメラも担当されました。撮影タイムは、ここで撮りそびれてはならないと、訪問先ごとに数カット、短時間での真剣勝負。記者からは「空間だけでは味気なくて使えないので、人が入ってほしい」「同じ見た目にならないよう、背景を変えて撮りたい」「街の様子が撮れる場所はないか」などのリクエストをいただきました。こちらも、撮影場所のご提案から、順番に「目線お願いしま~す」などの声かけまで、サポートしていきました。
移動中や食事中の時間には、記者から最近の撮影事情についても教えていただきました。オンラインメディアでは記者が撮影も担当することが多く、ビギナーでも上手に撮れるカメラが重宝すること(特にiPhone 10のポートレートモードはスグレもの)、被写体の「素(す)」の状態が出るようなオフショットが好まれる傾向にあること、食事を美味しそうに撮るためには、上からでなくほぼお皿の位置から、モノの高さを出して撮る方法もある!などです。広報パーソンとして、カメラの腕も上げたいなと感じた瞬間でした。
※ある日のホテルの朝食メニューは、自家製ミューズリーとヨーグルトにハニーコーム添え。日本の感覚からすると、ミューズリーとヨーグルトの量が逆転しているような?
田中