4月は、新入社員の入社シーズン。エイレックスにも新たな仲間が2名加わりました。
私も入社してからもう2年が過ぎたのかと思うと、時の流れの早さに驚かされます。
(近頃、一週間の早さに驚きつつ、こうやって歳を重ねていくのだなと実感しています・・・。)
私は入社以来、危機管理広報の業務に携わってきましたが、ここで、この仕事を簡単に紹介したいと思います。
1.危機案件でのコンサルティング
エイレックスの危機管理広報業務の中でのメインになります。実際に、ご相談を頂いた上で、今後の展開を予測し、「企業からの発表は必要か?」「発表するならば、どのような方法がよいか?」「企業として謝罪すべきポイントは何か?」「社会に対して、発信すべきメッセージは何か?」等々、検討していきます。エイレックスでは、メディアとのリレーションを通じて、発生した事象を適切に報道してもらい、社会に対して、適切なメッセージを発信していくことを目的としています。
2.危機事例の収集、分析
エイレックスでは、危機管理広報において、「何か起きてからの対応」では遅く、平時から危機管理意識を醸成していくことが重要と考えています。そのためには、他社で発生した危機事例を分析し、他山の石とすることが重要です。「企業からの発表内容は適切だったか?」「このタイミングでの発表は適切か?遅くないか?」等々の視点から分析し、日々クライアント様と共有しています。
3.危機を想定したメディアトレーニング
これも、平時からの危機意識向上をはかるべく、実施している業務になります。クライアント様ごとに、発生しうる危機について想定シナリオを作成し、模擬記者会見を実施します。通常、こういった状況で記者会見を経験する方は少なく、会見の場で適切に謝罪、メッセージを発信することは容易ではありません。繰り返し、トレーニングを経験することで、「思っていないこと言ってしまう」「記者からの厳しい指摘によって、事実と異なることを言ってしまう」といった失言を防ぐことを目的としています。何か不祥事があったときこそ、適切なメッセージを発信することが求められますので、これも重要な業務となっています。
エイレックスでは、危機発生時に「企業にとってのマイナス情報を隠すこと」や「虚偽の情報を伝えること」を推奨しているわけではありません。起きてしまったことに対して、しっかりと謝罪し、その姿勢をメディアとのリレーションを通じて、社会に発信していくことが重要であると考えています。様々なご相談を頂きますが、リスクは多様化しており、対応もそれぞれで、戸惑うことも多いですが、やりがいを感じながら、充実した日々を過ごしています。経験を多く積んで、企業と社会との橋渡しとなれるようなコンサルタントを目指して、今年も頑張ります!
T.T