男と女のリスク対応脳力

リスク対応力について、身近に柔らかく考えてみましょう。
ご自身は、リスク対応力が高いですか、低いですか。

家庭においては、同時にどれだけのことをこなせるかがリスク対応力ではないでしょうか。

料理する自分を思い浮かべてください。
料理そのものに向き合い、真剣に進めているタイプと、
テレビを見たり、テーブルセッティングをしたり、電話に出たり、スマホをみたり…いろいろなことをしながら進めるタイプがいます。
あなたはどちらでしょう。

人生の大きな選択に備える能力に、性差はあるでしょうか。
男性は、仕事、結婚、育児を別々にイメージしているので
仕事をしている自分と、共働きをする自分は違う自分なのではないですか。

女性は、すべてが繋がります。
子どもを持つことをイメージしたら、そのための結婚相手、その場合の働きやすい仕事…と起こりうる場面を想定し、どんな展開にも対応できるようにリスクに備えているのです。

ビジネスの場面でも違いは顕著です。

部下に退職を申し出されたとします。
女性上司は「え?そうなんだ~」と、まず共感するのです。
驚きや残念に思いつつも「そうなんだ~」と、相手の事情や気持ちへ懸命に想いをめぐらせるのです。

男性上司は「え?なぜなんだ、どうしてなんだ」と、納得のいく明快な理由を求めるのではないでしょうか。

どちらが想定外のリスクに強いでしょうか。

こう考えると、リスク対応能力は、個人差の前に男女差が大きいように感じます。
女性は、一度にいろいろ心配するので、これから起こるリスクへの対応能力が高いかもしれません。
男性からは依存的で心配症、取り越し苦労に見えるかもしれません。

男性は、目の前のことに真剣に取り組むので、起きてしまったクライシスへの対応能力が高いかもしれません。単純で、行き当たりばったりなのかもしれないですね。(いい意味で)

性別から考えるリスク対応能力は、脳のちがいにも由来するので、リスク対応脳力というのが正しいかもしれません。

あなたはどちらでしょうか。

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