北海道胆振東部地震 SNSは敵?味方?

9月6日午前3時7分、北海道胆振地方を震源地とした地震が発生しました。
最大震度7を観測し、41名が亡くなりました。日常生活に戻れずにいる方が多くいらっしゃいます。
亡くなられた方々に心よりお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
連日報道され、皆さんの耳にも残っているであろう「ブラックアウト」。
苫東厚真発電所が地震により損傷を受け運転を停止。電力の需給バランスが崩れたことでブラックアウト(大規模停電)となりました。道内ほぼ全世帯に当たる295万戸が一時停電したというのは非常に衝撃的で、原因の究明や教訓をまとめた記事も目立ちます。
私事ながら両親が道内に住んでいるため、被害・復旧状況は常に気にかかっていました。
両親と連絡を取ったり電力会社の公式HPを見たり、様々に状況確認を試みましたが、常に新しく詳細な情報を入手することは簡単ではありませんでした。
そんな状況の中でSNSでの検索は大変役立ちました。SNSで「住所 停電」もしくは「住所 復旧」などのワードで検索すると、「電気がついた/ついていない」といった現地の方の生の声・状況を確認することができました。同じ市(地域)によっても世帯によって復旧状況が異なっていたため、個々の声を拾うことのできるSNSの強みが発揮されていたと言えます。
一方でSNSによって誤った情報が流布していた例もあります。
「消防隊や自衛隊を名乗る人が『地鳴り・地響きがなっているので数時間後に大きい地震がくる』『地震計が異常数値を示しているので大きな地震がくる』と言っている」と、SNSにより次々に伝聞されていきました。
しかしこれは結局誤った情報であったことがわかります。
実際にこの情報をSNSで受け取った道内在住の知人は「余震も続き不安を感じている状況だったため、余計に緊張が高まった、どのように対応するべきかすごく戸惑った」と話していました。
※掲載写真は北海道苫小牧市の公式HPです。
残念ながらSNSから得る情報が信用に足るかどうか、一概には判断できません。
上記のように実態を中継しているケースもあれば、誤った情報でもそうと気づかずに厚意で発信しているケースも少なくありません。
企業や自治体の公式HPでは、発信する情報について検討や確認がされています。そのため正確な情報が期待できますが、その分スピードが落ちる可能性があります。
一方のSNSは個人が自由に投稿できるため実態を素早く知ることができますが、精査された情報でないことも事実です。
ただ、読み手次第でSNSを味方につけることは十分可能です。
情報元や媒体の性質を正しく理解することがその第一歩ではないでしょうか。
情報に翻弄されることのない力を身に着けたいものです。
K.H.
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