「東京ラブストーリー」で思い知る時代の流れ

9/14から伝説のドラマ「東京ラブストーリー」の再放送が始まりました。

「東京ラブストーリー」は1991年1月7日から3月18日にフジテレビ系で放送され、最終話で最高視聴率の32・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したという、伝説のドラマです。私は当時高校3年生。受験生だったので、それほど見ていなかったはずですが、少し大人の、眩しい恋愛ドラマであり、鈴木保奈美さんが可愛いかったことも、ものすごく記憶に残っています。

再放送の情報を知り、絶対に見なければ!と思い、全話、録画予約をしました。

今思うと、子供の頃は夕方のドラマの再放送をいつも見ていました。

「太陽に吠えろ」、「池中玄太80キロ」、「水戸黄門」、「あぶない刑事」などなど。「金八先生」なんて、ほぼ全シリーズ、何度繰り返し見たことか。おやつを食べながら再放送ドラマを見る時間、好きでした。

今ではドラマの再放送といえばひたすら「相棒」ですが、かつてのように少し前のお気に入りのドラマが再放送されなくなってしまったのはなぜだろう、、、と疑問に思っていました。時代が変わり、ドラマを録画してみることが普通になり、過去のドラマを見る手段も増えたからなのかな、と思っていましたが、どうやらそれ以外にも、ドラマの再放送がなくなった理由が色々あることがわかりました。

9月21日のORICON NEWSの記事によると、 昔のドラマの中には、現在、放送できるものとできないものが存在することが原因の一つ、というのです。

「出演者の引退、不祥事、逮捕による解雇などがあった場合。このケースでは肖像権を事務所が管理できないため、その映像を使うことは困難。ほか“放送禁止用語”や、現在に照らし合わせて公序良俗的に“不適切”とされやすいものは“自主規制”されることがあります。社会に広く影響を与えるテレビというメディアの“強み”が、同時に“弱点”でもあるということを象徴する事例です」※「『東京ラブストーリー』も話題、名作ドラマ再放送が世代間の“文化断絶”を救う?」 ORICON NEWS 2018.9.21より

これを読んで、納得。

不祥事を起こして芸能界を去っていった方の姿も思い出しますが、なにより、今世の中で「不適切」とされ、ネットで大炎上していることの多くは、少し前まで、常識のように、世の中にはびこっていたことだからです。

お酒の一気飲み、オフィスシーンでの女子社員へのセクハラ的な扱い、パワハラ、暴力的な表現など、、普通にドラマのシーンでも描かれていたと思います。学校から帰った子供が一人で見るドラマとして考えると、親としては、不適切と思うものも確かにありそうです。

ともあれ、27年前の大ヒットドラマ。是非とも我が家の中学生と高校生にも見せて、反応を見たいと思っていました。バブリーダンスも流行ったことだし、あの時代の映像を今見たら、肩パットとか、ポケベルとか、大きな携帯電話とか、きっと面白いことがいっぱい出てきて、楽しく鑑賞できるだろう、と期待して。

そして、この週末、ワクワクドキドキしながら、やっと見たのです。

 

しかし、結果、、、、。

 

恥ずかしくて、10分と見ていられませんでした。

少なくとも、子供と一緒に見るのは、恥ずかしくて無理でした。

 

何がって、セリフが。仕草が。

肩パッドの入ったジャケットや、ずらりと並んだ公衆電話はいいのです。フロッピーディスクやオフィスで普通にタバコを吸う部長の姿も、時代をよく表していると冷静に見ることができます。

でも、ドラマ全体の雰囲気が、今と全然違って、全く落ち着かないのです。

そりゃそうですよね。27年前ですもの。

でも、ドラマの主題歌だった「ラブストーリーは突然に」は、今でも耳にするし、その頃よく聞いていたサザンの曲だって、もっともっと古い曲だって、子供たちも違和感なく一緒に聞いているというのに。アニメだったら、もっと古いジブリ映画や、ルパンの映画は、子供たちも大好きで、一緒に何度でも楽しめるというのに。

なぜ、「東京ラブストーリー」は、こんなにも恥ずかしく感じてしまうのでしょうか。

私なりに考えてみたのですが、「東京ラブストーリー」は、あのころの「トレンディードラマ」と言われる、流行の最先端。あの時代の要素が凝縮されているからなのではないか、と。きっと、濃厚すぎるのです。ドラマは、ノンフィクションの映像以上に、その時代の文化を、雰囲気を色濃く表しているものなのではないかと、しみじみ思ったのでした。

ちなみに、我が家の子供たちがほんの10分程度、「東京ラブストーリー」を見た時の反応です。

中学生(男子)は、全く興味を示さず。

高校生(女子)は、赤名リカの「あたしのバレンタインデーは年中無休だもん」のセリフと、電話のぐるぐるダイヤルを回すジェスチャーに大爆笑、でした。

 

やっと2話まで見ました。残りは一人でこっそり、じっくりと見て、27年前の雰囲気を味わいたいと思います。

 

 

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