敢えての宣言。「エイレックスは女性が活躍できる会社です」

新元号に続き、新紙幣への切り替えも発表され、残りわずかとなった平成の日々もなんだか明るくすごせそうな、麗らかな春の日が続いています。

エイレックスにも新しいメンバーが入り、活気付いています。

また2020年度新卒採用の会社説明会は2回を終え、3回目に向け準備をしています。

女性の活躍を政府が掲げるようになって、どれくらい経ったでしょうか。

少なくとも、私が新卒で働き始めた20数年前と比べると、世の中は大きく変わり、女性が働きやすい環境はどんどん整ってきています。

新しい五千円札に津田梅子さんが選ばれたことも、これから世の中に出る女性の活躍を後押ししているという、政府のメッセージでしょう。

もともと広報の業界は女性が多く、エイレックスもつい最近まで、男女比2:8~3:7で推移していましたが、ここ最近、男性社員が増え、5:5になる日も間近か、と思えるようになりました。常に女性がマジョリティを占める会社ですので、女性にはとても働きやすい環境が整っています。それは制度のことだけではなく、男女問わず、社員の考え方や空気にあるのではないかと思います。世間で「女性の活躍」を掲げ、必死になっている多くの企業をみて、「うちでは当たり前でしょ?」と思い、違う世界のことの様に見ていました。

でも、これは当たり前のことではなく、誇らしく掲げていいことなのだと改めて思うにいたりました。

少し時間が経ってしまいましたが、4/12に行われた東京大学の入学式。上野千鶴子さんの祝辞が衝撃的でした。

おそらく女子学生のみならず、多くの女性にとって、とても勇気付けられる力強い言葉だったと思います。
平成31年度東京大学学部入学式 祝辞https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

私がのんびり感動してる間に、様々なところで物議を醸し、賛否の否の意見もかなり激しく飛び交っているのをSNSで見て驚きました。ある程度の反論は当然あるだろうと思っていましたが、あまりに多くの攻撃的な言葉に怖気付き、触れないでおこうと思いました。

それでも、時折読み返したくなります。少なくとも、私にとってはこれまで聞いた中で最高の、歴史に残る祝辞でした。

私はエイレックスで働き始めてから、少なくとも、女性であることで不利益を得たとか、不当に扱われたという経験はありません。でもそれは、恵まれた環境にあるからなのだと、改めて思うのです。

様々な差別はそう簡単にはなくなるものではありません。世の中は依然として男性優位であり、差別が存在する社会です。もちろん、全ての組織や企業でそうであるとは思いませんが、まだ、見えないところで確実に存在し、苦しんでいる人も多いのです。Me Too運動で声をあげた人々の話、女性が悔しい思いをした数々の事件が思い浮かびます。

なので、今まであたり前すぎてあえて誰も言わなかったかもしれないけれど、あえて宣言します。

「エイレックスは女性が活躍できる会社です」

注釈をつけるとすると、「もちろん、男性も活躍しています」

全ての社員の成長と活躍をサポートする会社ですので、是非、男女問わず、多くの学生さんに説明会に足を運んでいただけたらと思います。

最後に、学生の皆さんが就職活動で、性別によって不快に思う様なことがないようお祈りします。就活生の皆さん、頑張って下さい!

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