最近、とてもよく耳にする「ハラスメント」ですが、
メジャーなセクハラ(セクシャルハラスメント)や
パワハラ(パワーハラスメント)の他に、
どんなハラスメントを知っていますか?
そもそも、ハラスメント(Harassment)とは、
「嫌がらせ、いじめ」を意味する言葉で、
広義には「人権侵害」を意味し、性別や年齢、職業、宗教、社会的出自、人種、民族、国籍、身体的特徴、セクシュアリティなどの属性、あるいは広く人格に関する言動などによって、相手に不快感や不利益を与え、その尊厳を傷つけることを指すそうです。
https://jinjibu.jp/keyword/detl/1035/
私たちの生きるこの現代の社会には
なんと、50種類以上ものハラスメントがあるそうです。
◆以下、ハラスメントの例
- モラルハラスメント(モラハラ)
- スメルハラスメント(スメハラ)
- 時短ハラスメント(ジタハラ)
- マタニティハラスメント(マタハラ)
- テープハラスメント(テプハラ)
- アカデミックハラスメント(アカハラ)
- カスタマーハラスメント(カスハラ)
- エイジハラスメント(エイハラ)
- セカンドハラスメント(セカハラ)
- リストラハラスメント(リスハラ)
- テクスチュアルハラスメント(テクハラ)
- テクノロジーハラスメント(テクハラ)
- エアーハラスメント(エアハラ)
- エアコンハラスメント(エアハラ)
- ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)
- アルコールハラスメント(アルハラ)
- スモークハラスメント(スモハラ)
- カラオケハラスメント(カラハラ)
- ソーシャルハラスメント(ソーハラ)
- ヌードルハラスメント(ヌーハラ)
- グルメハラスメント(グルハラ)
- 終われハラスメント(オワハラ)
- マリッジハラスメント(マリハラ)
- パタニティハラスメント(パタハラ)
- ゼクシャルハラスメント(ゼクハラ)
- ラブハラスメント(ラブハラ)
- ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)
- ソジハラスメント(ソジハラ)
- レイシャルハラスメント(レイハラ)
- キャンパスハラスメント(キャンハラ)
- スクールセクシャルハラスメント(スクハラ)
- ドクターハラスメント(ドクハラ)
- シルバーハラスメント(シルハラ)
- ケアハラスメント(ケアハラ)
- コミュニケーションハラスメント(コミュハラ)
- パーソナルハラスメント(パーハラ)
- エレクトロニックハラスメント(エレハラ)
- レリジャスハラスメント
- 家事ハラスメント(カジハラ)
- フォトハラスメント(フォトハラ)
- ペットハラスメント
- お菓子ハラスメント(オカハラ)
- 告白ハラスメント(告ハラ)
- エンジョイハラスメント(エンハラ)
- スイーツハラスメント
- 育児ハラスメント(イクハラ)
- 子なしハラスメント
- シングルハラスメント
- ハラスメントハラスメント(ハラハラ)
※どんな内容なのかは、各自でお調べください。
これだけたくさんあると、
良かれと思って行った言動が、
相手にとっては「ハラスメント」になっていたのではと
少々不安になるものもありました。
「ハラスメント」という言葉の意味自体も、変容しているように思えます。
もし、「気分を害したこと」をハラスメントと呼ぶのであれば、
・声が大きいハラスメント
・食べるの遅いハラスメント
・目玉焼きには醬油ハラスメント
・・・など
言い出したらきりがなくなりそうです。
そして、最近ではこの風潮を受け、
なにかにかこつけて「ハラスメントだ」と主張する
「ハラスメントハラスメント(ハラハラ)」まで、
生まれているそうです。
もともと、職場環境の改善を目的に使われていたハラスメントという言葉が、
逆にハラスメントを助長するという皮肉的な状況にあります。
働く人が快適に働けるよう、ハラスメントの起きないように
各社で様々な取り組みが行われています。
多様な価値観がより認められる一方で、
コミュニケーションに過敏となっていく社会で、
企業の情報発信(広報)、ひいては企業自身、
そして、コミュニケーションはどうあるべきなのか。
自身の言動を振り返り、
相手の視点に立ったコミュニケーションに努めたいと
あらためて、思います。
みなさんも、どうぞお気を付けて。