「冷静と情熱」と「男のショコラ」

「冷静と情熱のあいだ」は僕の好きな映画の一つです。原作は江國香織さんと辻仁成さんが女と男の側から書いた恋愛小説で、2001年に映画化され、それから何度も観ています。(2001年はエイレックス設立の年です)
この小説ではイタリア フィレンツェが重要な舞台なのですが、映画もこの街のドゥオモ(大聖堂)の話から始まります。当時、フィレンツェには行ったことがなく、大きなスクリーンの中で観た茶色いレンガ屋根の並みや美しいアルノ川の描写、ドゥオモ「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の鐘の音も印象的でした。特にカラ~ン♪コロ~ン♪の鐘の音は耳にこびりついて忘れられず、念願かなって訪れたのはしばらく後のことでした。スクリーンから感じた通り、「花の都」、フローレンスともいわれるフィレンツェは、素晴らしく魅力的で常に僕の行きたい街の上位となっています。
今、イタリアは全土で封鎖され、フィレンツェも外出禁止とのことです。コロナウィルスが早く終息し、解除になることを願ってやみません。
さて、3月14日のホワイトデーでは、弊社の男性社員からヴァレンタインのお返しとして女性陣に、プレゼントが渡されました。おそらく、弊社創業以来、ヴァレンタインには毎年、女性社員のみんなから男性社員にチョコレートをいただいています。とてもうれしいものです。
「フランス人は食後に必ずデザートを食べる。子供のころからの習慣だから、デザートがないと、彼らの一日が終わらない」。—-「冷静と情熱のあいだ」を書いた辻仁成さんが、「男のムース・オ・ショコラ」(dancyu3月号)と題したエッセイに書いています。
かつてパリのカウンターフレンチで食事し、前菜とメイン料理だけでお会計をお願いしたところ「どうしたんだ?お前らデザート食べないで帰るのか!」と、目の前のムッシュに「信じられない」といった表情をされたことを思い出します。L’Atelier De Joël Robuchon Saint-Germainでのことです。ここではデザートは必須なんだと改めて感じました。今では、スイーツも食後のデザートも僕にとってはなくてはならないものになってしまっていますが。
つい先日も会社の近く、ホテルニューオータニのピエール・エルメに「モンブランアマファソン」があるのを見つけ、即いただきました。「モンブランアマファソン」といえば、ドラマ「グランメゾン東京」の中で吉谷綾子さん演じるパティシエ松井萌絵が、コースの最後に出すモンブランのデザートを完成させ、命名したデザート名。ドラマに登場のモンブランアマファソンはインターコンチ東京ベイのパティシエ作とのことで、当然全く違うものでしたが、何とも言えないうまさでした。おそらく本家はこちらなので、関心ある方はぜひお試しください。旨いスイーツを食べると、みんな幸せを感じると思いますので。
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ピエール・エルメの「モンブラン アマファソン」
エイレックスには、創業以来続いているみんなで食べる社内イベントがいくつかありますが、美味しいクリスマスケーキを全社員でいただく、というイベントもその一つです。昨年のクリスマスには、フィリップ・コンティチーニを数種類と、アラン・デュカスのアイスケーキを予約して、社内でいただきました。どちらもとても美味く、切ったとたんすぐに売り切れで、好評でした。みんなで食べるという行為は、コミュニケーションを円滑にするのに効果的ともいわれますが、エイレックスでは今年から、月一回、フルーツデーと称した時間を設け、おしゃべりしながら季節のフルーツを楽しく食べています。
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今年はどこのケーキに? 毎年、選考委員会が開かれます
辻仁成さんはパリ在住ですが「男のムース・オ・ショコラ」の中で「僕も甘党で、インスタにはいつもパリのデザートをアップしている。パリでトップだと思うのは、フィリップ・コンティシーニだ(まま)。彼のプラリネケーキは超絶に美味しい」と書いています。年末のフィリップ・コンティチーニの超絶のおいしさを思い出して、また食べたくなりました。
エイレックス 江良俊郎
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