投稿者: 株式会社エイレックス
危機管理広報に強みをもつ広報会社、エイレックスの公式ブログです。
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新型コロナウイルスの影響で、異例の新年度を迎えましたが、新入社員や現在就職活動中の皆さんは過ごしづらい日々を送っていると思います。エイレックスでも緊急事態宣言の発出を機に、原則リモートワークとなり、私もプライベートと仕事のメリハリに苦労しています!そんな大変な状況ですが、今回は、現在就職活動中の皆さんに「危機管理広報」という仕事について少し紹介したいと思います。
まず、危機管理広報と聞いて、「何か企業の不都合なことをもみ消す仕事」と連想する方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実際はそんな影で暗躍するような「かっこいい」仕事ではありません!(笑) エイレックスでは、企業の不祥事などの問題において、適切なメッセージを適切な方法・タイミングで社会に発信していくことをサポートしており、これを「危機管理広報コンサルティングの仕事」と位置付けています。
たとえば近頃、「社員が新型コロナウイルスに感染した。発表するべきか?」といったご相談を頂くことがあります。企業としては、発表したことによる企業のイメージダウンや風評被害といったことを恐れ、判断に迷うといった事情があります。こういった相談に対して、様々なリスクを想定した上で、いくつか方針をアドバイスしています。
エイレックスでは、「起こしてしまったことについて、被害者や社会に対して適切に謝罪し、企業としてのダメージを最小限に抑えること」を大切にしています。ここ近年特に、SNSでの炎上など、起こしたこと以上に批判され、大きく評判を落としてしまう企業が散見されます。そういった社会的な風潮の中で、危機管理広報の仕事はとても意義のあることだと考えています。
加えて、平時から有事を想定して準備をしておくことも重要と考えています。危機管理の前提として、「何かあってから対応を考えるのでは遅く、常に準備しておくことが重要」という考え方があります。いくら企業として危機が起こらないよう対策を打っても、企業を構成するのは人間であり、完璧に対策することは不可能です。そういった事情がある中、有事を想定した準備をすることは大変有効と考えています。エイレックスでは、有事を想定したメディアトレーニングの実施や企業の危機事例の紹介などを通して、クライアントの平時からの準備をサポートしています。
私もこれまで実際の危機対応をいくつも担当してきましたが、クライアントからは「事前に準備しておいて良かった!」「第三者の意見が非常に役に立った」など、嬉しいお言葉を頂くこともあり、日々やりがいと危機管理広報の大切さを身に染みて感じています。その分、なかなか責任の重い仕事であり、プレッシャーを感じることもしばしばありますが、同じ志を持った皆さんと仕事できる日を楽しみにしています!
T.T.