社会人になる皆さんに期待すること

就職活動中のみなさん、もうすぐ社会人ですね。責任ある仕事もやってみたい、給料や新しい出会いも楽しみ、年収1000万めざしてかっこいい社会人になろう、長期休みとって海外いきたい…わくわくでいっぱいではないでしょうか。とても楽しみですね。
今年の就職活動は説明会も面接もWEB中心、採用の先行きもみえないなど不安でいっぱいかもしれません。出来ないこと、不自由なことにとらわれたり、コロナがもたらした新しい仕組みを嘆いたり、人をうらやんだりくらべることが増えると余計に不安になるかもしれません。
吉野源三郎「君たちはどう生きるか」の中で、おじさんがコペル君に伝えています。「別に急ぐ必要はない。…いつか、その答えを見つければいいんだ。決してひとに聞いてはいけないよ。…ひとから聞いたって、君がなるほどと思えるかどうか、わかりはしないんだ。自分自身で見つけること、それが肝心だ。」
コペル君はまだ中学生ですので、就職を控えた皆さんの問題意識とは異なるかもしれませんが、焦らずに、自分で考えて答えを見つける重みは世代を超えて通じていると感じます。
皆さんが広報という仕事に関心をもったきっかけは何でしたか。
授業で聞いた、説明会で琴線に触れる一言にであった、企業の謝罪会見をみた…。やってみたいと感じた理由はなんだろう、なぜ興味がわいたのだろう。先輩社員の一言に感動したのは何故だろう。謝罪会見に何か違うと感じたのはどうしてなんだろう。自身でとことん納得いくまで考えたでしょうか。広報を通してどんな社会を作っていきたいですか。就職先の選択だけではなく、その先にエイレックスの社員としてなにができるか、何がしたいか、どうしたいか、どうやったらできるか、そのために今なにをすべきか、集中して自分自身と向き合うには、巣ごもり期間はうってつけです。
学生生活では与えられた課題、決められたことをどこまで消化吸収できたかで評価されますが、社会人になるとどれだけ自分で考え人に何を提供できるか、一つ先を考えることができるかで大きく変わってきます。皆さんは今日まで20年以上も家族や周りからさまざまな“サービス”を受けています。これからは社会人として、人や社会に何かを提供することが期待されます。まず、社会人への第一歩として自分自身で考え、自分から提供していける人になっていってほしいと思います。
エイレックスは「適切で正しい情報開示と双方向のコミュニケーションによって企業とメディア、消費者、社会との信頼関係を促進し、健全で公正な社会を実現すること」を目指しています。皆さんの一人ひとりの問題意識、誠意ある行動、新しい考え方に期待しています。
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