グッバイ「LADIES AND GENTLEMEN」、ハロー「Everyone」

ladies and gentlemen きょうから変わりました」――NHKニュースの見出しに、「何のことだろうか」と目を奪われました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201001/k10012642651000.html

日本航空が10月1日から、英語での機内アナウンスの表現を改めたことが報じられ、ネット上で話題を呼んでいます。

「なぜ英語のアナウンスは男女が前提なのか」。記事を読んではっとさせられました。

ひょっとすると、これまで頻繁に流れていた、性別を意識させるアナウンスを聞く度に、心を痛めていた人がいたのかもしれない。思わず想像して、胸が苦しくなりました。

今回の変更は、ひとりひとりの個性と価値観を尊重する現代において、当然望まれる取り組みの一つではないかと感じます。

他にも、履歴書の「男・女」の選択欄を無くす動きも出ています。

7月には署名をきっかけに、日本産業規格(JIS規格)の履歴書の様式例から、性別欄が削除されています。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f1165c7c5b6d14c3365ce1c

これまで当たり前に存在していた「差別」の解消に向けた動きが広がっています。

性的少数者をはじめ、人知れずに苦しむ人々をケアする取り組みを広く伝えることで、他者を理解する世論や価値観を喚起することも、PRの重要な役割ではないでしょうか。

日本航空の取り組みについて、ネット上では「言葉狩り」などとネガティブに捉える意見もあります。

マイノリティの苦しみへの配慮は、決して後ろ向きな対応ではなく、むしろ歓迎すべき多様性尊重の動きであるとの考え方がマジョリティになればと考えます。

海外で「Ladies and Gentlemen」はすでに死語になっているようです。

アナウンスが変わったとしても、飛行機での旅の楽しみは何ら変わりません。「Welcome Everyone」「All Passengers」といった表現とともに、海外旅行を楽しめる日々が一日も早く戻って来てほしいですね。

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