引用出典:ForbsJapan https://forbesjapan.com/detail/32276
新型コロナ感染拡大の影響で、3月以降、弊社も在宅勤務が増え、また、社員同士で飲みに行ったり、社内イベントで盛り上がるといった機会はほぼ皆無の状況が続いており、会社を預かる立場としては、社員間のコミュニケーションが希薄になっているのではないかと、ちょっと心配しております。 弊社では創業以来、社内コミュニケーションの重要性を社員に徹底して説き、風通しのいい組織を目指すのだ、と言っておりますので、働き方改革は進んできたとしても、社内コミュニケーションの活性化という点では、オンライン飲み会だけでは限界があるところです。 そのような環境にあっても、弊社ではとりわけ「チーム内のコミュニケーション」「チームワーク」の大切さは強調し、時には執拗に求めていたりしています。 これはこれまで、自分が働いてきた組織や関わってきた組織を観察していても「社内コミュニケーションがうまくいっているなあ」、と感じる職場は社員もイキイキしていて、組織も活性化しているように見えるからです。チームワークがいいと、明らかに生産性も高く、イノベーションも起きやすいと感じます。
同じように複数のメンバーが集まっている集団に「グループ」がありますが、「グループ」と「チーム」は明らかに違います。「チーム」には共通の目的や達成すべき目標があります。弊社の組織の最小単位も「チーム」と呼ばれています。4-6人くらいのメンバー構成で、それぞれに役割があり、担当するアカウントやプロジェクトに対する目的意識が明確で、チームリーダーのリーダーシップの下、目標の達成のために団結しています。と、私は信じていてどのチームも頼もしく感じています。
さて、もう過去のことのようですが、2019年のラグビー日本代表の「One Team」は素晴らしいチームでしたね! 目標に向けて今から、何を準備すべきかといった目的意識の高さ。チームメンバーがそれぞれのポジションに応じた役割をしっかり認識して、勝つための攻撃と守りを果たす素晴らしいチームワークといった点もです。
私自身もそうですが、個人で担当できる業務、対応は能力や時間もありキャパが限られます。同時に複数の業務はできません。どうしても個人の持つスキルや経験、業務の遂行能力に委ねられ、その範囲を超えることができないのです。一方、チームワークが発揮できると、互いの弱点を補完しあい、個人が持つ強みを最大限活用することで個人では達成できない高い目標を達成できてします。そんな場面を何度も見てきました。

先日、産休・育休中の社員を除き、全社員で写真撮影に臨みました。この写真は、本番前のマスク着用の試写ですが、この写真を見ていて、改めてチームワークの大切さ、信頼しあえる仲間の大切さを感じ、考えた次第です。
江良俊郎