誰に、何が、どう伝わるか?

マルちゃん正麺 公式Twitterより

みなさんはこの漫画を見てどう感じましたか?

ご存知の方も多いかと思いますが、Twitter上に投稿されたPR漫画は、いわゆる”炎上”となり、続編の公開を延期する事態になっています。

マルちゃん正麺 公式Twitterより

Twitter上で批判を受けたポイントは、漫画の最後の1コマで、帰宅したお母さんが、お父さんと子供が食べた食器を洗っているという部分に集中してています。

これまでも家庭における男女の役割や、性別による決めつけが描かれた企業CMやキャッチコピーなどが、批判を受けていたケースを多く見てきましたが、今回の指摘もそれに近い現象かと見ています。

しかし、マルちゃん公式Twitterについているリプライなどを確認すると、”批判にあたらない”といった意見も多く見られます。議論が割れる形で様々な意見を見ることができます。

弊社でもSNSやネット炎上をテーマに、セミナーなどを開催することが多くありますが、ご参加者からのご質問やご意見としても、こうした事例の受け止め方というのは様々あります。

CMやSNS投稿は、受動的に見られる、能動的に見る可能性があるからこそ、様々な意見が出ることは想像できますが、誰からも意見が挙がるからこそ、企業側も「どう受け取られるか」を幅広く想像して、発信していくことが重要です。

単純に、女性も男性も確認したから大丈夫という判断ではなく、さまざまな観点から確認や検証が必要です。

現状、マルちゃん正麺のPR漫画は「今後の掲載につきまして現在精査しております」といった発表があったので、今後の対応についても引き続き注目していきたいと思います。

Y.O

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