今年も残すところあと1ヶ月となりました。あっという間の1年でした…という定型文を使いたいところですが、今年は本当に色々ありました。誰もが2020年1月に思い描いていた未来とは違った社会になったのではないでしょうか?時代の変換点を肌で体感する年となりました。
12月は総括の月。本日、新語・流行語大賞が発表されましたが、この賞とともに気になるのが「今年の漢字」です。過去の今年の漢字を振り返ると
2019年 「令」
2018年 「災」
2016年 「金」
ご察しの通り、夏季オリンピックがある年には「金」が選ばれていたわけで、今年も「金」なんでしょ?と思ってました。東京オリンピックが延期になるまでは…大本命の脱落によって、今年の漢字は、混迷を極めることになったようです。
やはり、今年はコロナ関係の言葉が強いのでしょうか。2018年が「災」だったように、ネガティブなイメージを持つ漢字も選ばれています。「禍」「染」「病」というような漢字が有力でしょうか。本来なるはずだった(?)「金」と同音読みで「菌」というのも洒落てますし、流行語大賞にもなった「密」も侮れません。(ただ、「密」を避ける年だったので、今年を代表するかと言われれば少し違うのがもどかしいです)
ポジティブな話題といえば「鬼滅の刃」でしょうか。「鬼」「滅」という字は、それだけだとネガティブなイメージを持っていて、コロナと関連付けやすいので可能性はあるかもしれませんね。「刃」や「型」も上位にランクインしそうです。
大改修がまもなく終わる清水寺で行われる「今年の漢字」の発表は12月14日。一体どんな字が2020年を代表する漢字として選ばれるのでしょうか?
T.N.