就職活動中の皆さんから「どんな時にやりがいを感じますか」「やりがいを感じた瞬間を教えてください」と尋ねられる場面があります。やりがいを感じたい!やりがいのある仕事に就きたい!という熱意がひしひしと伝わってきて、頼もしい限りです。
学生生活の中では、どんな時にやりがいや手応えを感じたでしょう。
新しい知識を習得した、資格試験に合格した、部活でやり切った、バイト先や家庭で誰かの役に立てた時などでしょうか。いずれの場面でも、自分が目的のために最大限の努力をしたか、精一杯の準備をしたかがやりがいを左右する需要な要素であり、自分を中心にした視点ですね。
相手の立場に立った視点からの行動でやりがいを感じたこともあるでしょうか。
粘土で自由作品を作るようにいわれたとします。何を作りますか?自分の好きな乗り物だったり、仲良しにプレゼントしたいなーと××ちゃん好みの車を作ろうと思うかもしれません。プレゼントを選ぶときにも、自分のおすすめより相手の趣味嗜好を考えて選び、よかった!と喜んでもらえた時に手ごたえを感じるのではないでしょうか。自分の発想を起点にイメージをふくらませて作品を作る考えをアート思考とし、相手のこと、ユーザーやクライアントのニーズを汲み取ったうえでの作品作りをデザイン思考と整理します。
デザイン思考の第一歩は、相手を深く理解し共感することにあります。××ちゃんの好きな車を作るためには、××ちゃんのような気持ちになって、どんなものが欲しいのかと考えないと取り掛かれないですよね。これがデザイン思考です。粘土作品としてはアートもよし、デザインもまた良しですが、ビジネスや広報コンサルタントとしての考え方には、デザイン思考が重要であると感じています。
こう考えると、やりがいを得られるかどうかは、仕事の内容ばかりではなく、一人ひとりの考え方や準備にも関わると思えてきませんか。何を進めるにおいても、相手を理解し、課題を明確にし、解決のために出来るかぎりの力を絞る…その先にはクライアントの課題解決に道筋が見えてくるかも知れません。突き詰めて考える過程でイノベーションが生まれるかもしれず、手応えやりがいを感じることができるのではないかと思います。
エイレックスは少数集団の利点を生かして、若手からアイデアを出したり、企画や戦略を担う場面が多々あります。日頃からデザイン思考を意識すると、もっとやりがいに繋がるかもしれないと思います。皆様の活躍をお待ちしています!
YM