大声を出しにくいコロナ禍の過ごし方

コロナ前の時代に比べて、声を出せる機会、出してもいい機会が格段に減った気がします。在宅勤務の日には雑談することは簡単ではなく、テキストでコミュニケーションをとるなど工夫が必要となります。仲間で集まってお酒を飲んだり、ご飯を食べながら話すこともなかなかハードルが高いですし、カラオケもしばらく行けていないです。オフラインのコミュニケーション手段が減ったことで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

スポーツや音楽など大人数が集うイベントも、基本的にマスクの着用が義務づけられていて声をあげることはNGになっています。それでも、イベントの現場に参加した観客は拍手をしたり、手を振ったりするなどして、感情を表現しているようですが、それでも歓声をあげる楽しさを知っているから、「楽しかった!けど…」という気持ちを持っている方は少なくないと思います。

私はライブやスポーツが好きで、海外のスポーツイベントを配信で見ることがあるのですが、日本とは異なる状況に驚くことがあります。観客がひしめきあって、コロナ前なんじゃないか?と思うぐらいの大歓声をあげているのです。よく観客を見ると、マスクをしている人がいるので、同じ時代の出来事だということを再認識するのですが、あまりに声を出しているものだから、「大丈夫なの?」と心配してしまうと同時に、みんなで応援歌を歌ったり、ブーイングをしている風景がうらやましくもあります。

とはいえ、ひとりで部屋にこもって配信を見ている私は声を出せる状況にあるのでした。もちろん近隣の騒音にならないようにボリュームには気をつけながら、ビッグプレーに「おー!」と声をあげてみたり、ときには画面に向かってブーイングをしてみたり、むしろこの状況下では、室内でひとりでいるときのほうが声を出せるチャンスが多いのかもしれません。

最近は、ストレス解消を目的とした室内で大声を出せるグッズも多く販売されているようです。メガホンのような形をしていて、広い方の穴に向かって声を出し、狭い穴からつながっているイヤホンで自分の声を聞くという仕組みのものが多く、どうしても熱唱したいときや、叫びたいときに使うようです。

配信が当たり前の時代になってきて、その楽しみ方もわかってきましたが、いつの日にかコロナ前のような状況に収束して、みんなで大声を上げて楽しむような時間が戻ってくることを願っています。

TN

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。