150人の人生を覗く

人混みの中を歩いていると、今すれ違っている人にもたくさんの人生があって、

もしかしたら自分は今とは全く違う人生を歩んでいたのかもな~、と感慨にふけることがあります。

自分以外にもたくさんの人生があり、それぞれが必死に生きている。そんなことに気づかせてくれる1冊を購入しました。

『東京の生活史』編集:岸 政彦

https://www.chikumashobo.co.jp/special/tokyo_project/

公募により集められた聞き手150人が、それぞれ自身で語り手を1人見つけ、インタビューを行い、その方の人生について1万字にまとめる。これだけのシンプルな方法で出来上がっています。150人×1万字なので、二段組1200ページ以上にわたっており、分厚さは広辞苑並みです。

語り手は国籍も年齢も職業もバラバラな150人。唯一共通しているのが、東京に住んでいる(あるいは住んでいた)ということだけ。そのため語り手によって内容も様々です。

夢を追いかけて上京してきた人もいれば、東京での生活を経て故郷に戻った人etc…

150人分の東京での生活がつづられています

学校を辞めたり、会社を辞めたり、大病を患ったりと一筋縄ではいかない人生を送ってきた東京に住む誰かの人生を覗き見し、時には共感しながらパラパラと読み進めています。

HT

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