企業や大学、政府や自治体など、日々多くの組織が社会に向けてメッセージを発信しています。共感するメッセージには心を揺さぶられ、メッセージを発した人物やその組織に関心を寄せる機会になることも少なくありません。一方、違和感を覚えるメッセージに触れると、そのメッセージを発信している組織そのものに対するネガティブな印象を持ってしまう時もあります。
誰に対して、どんなメッセージをいつ伝えるのが適切なのか?
広報コンサルティングの仕事の面白さや奥深さを感じる場面の一つです。
最近では、不祥事を起こした組織が社会に対して謝罪する記者会見が、ネットでライブ配信されるケースもあります。登壇している出席者と質問する記者とのやり取りの模様を一言一句逃さずに視聴することができますので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
こうした場面で、起こした不祥事に対して組織を代表してお詫びをするメッセージの内容や、多岐にわたる記者の質問内容を想定したアドバイスを行うのも、広報コンサルティングの仕事の一つです。信頼回復に向けて、社会やステークホルダーの視点にたった助言が求められ、大きな責任を感じる局面です。
エイレックスの企業理念は、適切で正しい情報開示と双方向のコミュニケーションによって企業とメディア、そしてその背後にいる消費者、社会との信頼関係を促進し、健全で公正な社会を実現することです。この企業理念に共感いただき、広報や広報コンサルティングの仕事に興味を持っていただく方が増えること、そして近い将来一緒に仕事ができる機会が訪れることを心より願っています。
桜が咲く季節が近づくと、新しいスーツ姿の学生を街で多く見かけます。良き出会いがありますようにと、心の中でエールを送っています。
H.T