わたし流「大学時代にやっておいた方がよいこと」

2年目となり、いつの間にか会社説明会で話す側になったのですが、

「大学時代の学びで役に立ったことはありますか?」

「大学時代にやっておいた方がよいことはありますか?」

という質問は説明会でよく聞かれ、そして、回答に悩む質問でもあります。

もちろん広報やパブリックリレーションズの理論を学ぶ、サークル活動での渉外を担当する、またバイトやインターンで社会人マナーを知るといった経験は、直結で役立つと思うのですが、私が意外と役に立っていると思うのは、大学の授業で身につけた「人の意見をまず受け入れる姿勢」です。

なんだか堅苦しいですが全くそんなことはありません(笑)

私の学部柄、自分の好きなカルチャー(大衆文学や絵画、着物、お笑いなど)に並々ならぬ熱と知識を持っている人がまわりに多く、必ずしもメジャーとは言えないモノの見方でも、深く考えられた根拠を引っさげてプレゼン・議論するという授業が毎日のようにありました(とても面白い人ばかり)。その中で彼らの多様な考え方を「知る」、「まずは受け入れる」、そして「深堀する」という姿勢が自然と身についていきました。

この姿勢は、広報・PRの仕事の土台となる「まずはマジョリティ・マイノリティ問わず、中立的に社会の声を拾うこと」に役立っていると思います。危機管理広報ならSNSを日々モニタリングし、企業に対する批判やネガティブな指摘がないか拾いますが、これは入社したらまず任せられる重要な仕事でもあります。

コロナ禍で難しいところもありますが、周りにいる人についてもっと知ってみるというのは手軽にできるPRパーソンへの一歩ではないかと感じています(ちなみに、エイレックスにも深堀しがいのある方がたくさんいますよ!)。

N.S.

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