就職活動中や、これから就活を迎える学生さんにとって、最近の身近なニュースといえば、就活解禁前にインターンシップに参加した学生の評価を、企業側が採用活動で使うことが容認されることになったニュースではないでしょうか。
「元々インターンが重視されていたし、予想通り」
「完全にインターンが必須になった」
皆さんはどう受け止めていますか?
ある就職情報会社の調査では、2023年卒の学生のうち、昨年11月時点で、9割以上がインターン(1日以内含む)に参加したと回答したそうです。10年前から2倍超に膨んでいます。
同じ調査では、4月1日時点の2023年卒学生の内定率は既に46.5%に達し、過去最高を記録したうえ、内定先企業のうち、71.3%がインターン参加企業だったといいます。
数年前、自分が新卒で就活をした頃との違いには驚くばかりです。
「たった数回の面接で自分のことをわかってもらえるのだろうか」そんな不安を抱える人にとっては、よいアピールの機会になるだけでなく、企業側にとってもミスマッチ防止になると思います。
ただ、現在でもインターン参加が一般的ですが、今後インターン参加が必須のような扱いになり、就活の早期化に一層の拍車がかかることには個人的には懸念を持たずにはいられません。
インターンは大学3年の夏ごろからスタートすることが多いので、早ければ2年のうちから準備を始める人もいるのではないでしょうか。実質的な就活スタートがその時期になると、学業や課外活動への影響はかなり大きくなると感じています。
学生の皆さんは制度に応じた就活に臨むしかないと思います。ですが、学業や課外活動など、学生のうちにしかできないことが多くあると思いますし、そこでの経験や人脈は社会人になっても大いに役に立つはずです。
特に、エイレックスをはじめ、広報の仕事をされる方の多くがコミュニケーションを大切にされていると感じています。学生時代から幅広く人と関わった経験があるほど、コミュニケーション力は培われるでしょう。
人生の岐路になる就職を失敗したくないという思いはとても共感できますが、後悔のない学生生活を送ってほしいです。
S.K.