先日、夏と言えば!のイベント、FUJI ROCK FESTIVAL ’22が開催され、コロナ禍になってからは現地参加出来ておりませんが、今年も自宅で配信ライブを楽しみました。
今年は3年ぶりに海外アーティストの参加もあり、多種多様なステージが繰り広げられ、会場のお客さんも思い思いに音楽に浸っているようでした。
中でも個人的に拍手を送りたいアーティストの1人がピアニストの角野隼人さん。
彼はYou Tuberピアニストでありながら、昨年開催された世界三大コンクールと称されるショパン国際ピアノコンクールで準本選まで残ったツワモノです。世界に通用するクラシックピアノを弾けるにも関わらず、ジャズの聖地ブルーノートでジャズピアノをも網羅し、さらに驚くべきは東大出身というバックグラウンド。
そんなピアニストがFUJI ROCKのステージでたった1人、数台の鍵盤楽器を前にクラシック曲を基にした超絶技巧アレンジを見事に披露。素晴らしいステージでした。
近年、アーティストやダンサー、スポーツの世界などなど、様々なジャンルで若くして驚くほど高い技術、幅広い知識を備え活躍している人が増えたように思います。
そんな人たちの共通していることは、常に自分自身を知りハングリー精神と強い向上心を持ち合わせていること。
なぜ若くしてそのようなスキルを身に着けてきたのでしょうか。
理由の1つとして、You Tubeをはじめ、サブスクなど溢れかえる情報を上手く取り入れることが当たり前の世代が増えたことなのではないでしょうか。
私自身の経験を振り返ると、訳も分からず詰め込まれる方程式や英単語、ピアノの基礎練。謎の長距離マラソンetc…
「これをやったらどうなれる?」が分からず、ハングリー精神というものが当時は皆無でした。
しかし、今の子供たちを見ていると、You Tubeなどで「憧れの人」を見つけ、誰に習うでもなく「憧れの人になるためには、どうしたら、何をしたら良いか?」を自分で考え、目標を持ってチャレンジする子が多いように思います。
目標を見つけた子供は、ハングリー精神の塊。基礎練も苦しいものと思わず「憧れの人に近づく大事な素材」ということを自然と分かっています。吸収力も早く、溢れかえる情報を自ら探り、どんどん欲しい情報を習得していく。。
また、インターネットによって視野が「自分の生活圏内」から「世界」を意識することで、世界に通用するメンタルを持ち合わせたアスリートやアーティストが数多くなってきたように思います。
そんな若い世代の活躍を見ながら、見習うべきことが山盛りだなぁと刺激を受ける今日この頃。
仕事面もプライベートも「目の前の事をこなす」のではなく、「こうなりたい!」という明確なビジョンを強く意識すること。理想を実現するために、何をすればよいのか。なりたい自分、やりたい事を形にするために、溢れかえる情報を自らフル活用して、モチベーションとハングリー精神を常に持ち続けたいと思います。
M.W.