被災地「ふくしま」から広報を考える

私は日本広報学会の活動に参加しているのですが、研究発表全国大会(第28回 いわき大会)の内容が良かったので、少し前になりますが紹介させていただきます。

統一論題は、「信頼の創出とコミュニケーション-災害×地域×広報を手掛かりに」。

被災地ふくしまで、金曜~日曜の週末3日間、広報の「過去・今・未来」を考えディスカッションしました。

開催されたのはいわき市にキャンパスを持つ東日本国際大学。いわき市は、映画「フラガール」の舞台になったスパリゾートハワイアンズが有名ですが、私は行ったことがなく、いわき市自体初めてでしたが、いわき市は温暖で食べ物も美味しかったので、また来たい(フラダンスが見たい!)都市になりました。

日本広報学会の皆さんとリアルに語らい、少人数でしたが二晩ともに美味しいお酒が飲めて、久しぶりに新しい出会いがあったのも良かったです。

3日目の午後には、私も「大学(学校法人)の危機管理広報 — 最近の不祥事の類型、不祥事からの教訓と学校法人への提言 —」というテーマで実務家として研究発表しました。

研究発表大会のプログラムは、下記のように大変充実した内容でした。
今後の仕事に活かしたいです。



1日目:
 11:00〜17:30 福島第1原発施設視察(体験型共同研究)

 2日目: 
 午前
 1.基調講演
「東日本大震災後の復興における広報についてー常磐興産・地域観光セクターの戦略と実績」
講演者:井上直美氏
 2.統一論題報告
「「東京電力における廃炉広報実践と信頼再構築への取組み」 
報告者:内野克也氏(福島第一廃炉推進カンパニー 廃炉コミュニケーションセンター長)

 午後:
 統一論題パネルディスカッション
「地域社会における信頼の創出とコミュニケーション」

 パネリスト:小松 理虔氏 ローカルアクティビスト/大佛次郎論壇賞受賞、越智 小枝氏 東京慈恵会医科大学教授、林 博司氏 パブリシンク代表取締役/地方公務員アワード 2021・全国広報コンクール内閣総理大臣賞受賞、河井 孝仁氏 東海大学教授
 コーディネーター:濱田 逸郎氏 江戸川大学名誉教授/本学会副会長

3日目:
 09:30~11:45 自由論題口頭発表(午前の部)
 12:00~13:00(株)電通 PR コンサル提供ランチョンセッション
 13:15~14:45 自由論題口頭発表(午後の部)
 15:00-16:00  「新たな広報概念の定義」プロジェクト 中間報告
 16:00~16:10閉会式・次回開催校挨拶

以上

福島第一原発施設見学の様子や基調講演については、下記日本広報学会のホームページをご覧ください。

第28回研究発表全国大会 | 研究発表全国大会 | 日本広報学会 (jsccs.jp)

江良 嘉則

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