春コスメから社会情勢を考える

年が明けて、色々な化粧品ブランドから春の新作が続々と発売されています。

そのラインナップを眺めた時に、昨年までとの大きな違いがはっきりと見えました。

それは「リップグロス」の復活です。ちゅるちゅるしたテクスチャーのものがたくさん出ているのです。

コロナ禍でマスク生活が続き、化粧をあまりしなくなったり、控えめになった女性が増えたといいます。中でもリップは、マスクで口元を覆うためつけなくなった人が多いようです。

かくいう私もほとんどつけていませんでした。だって誰も見ないから。

コロナ以降、各ブランドが出すリップは「マスクにつかない」「落ちにくい」といったことを押し出す商品戦略でした。商品展開自体も、コロナ前よりも落ち着いていたように見えました。どちらかというと、マスクをしていても見える「アイメイク」を重視した商品展開をしていた印象です。

ところがこの春以降、様子が変わってきたのです。

各ブランドがこぞってリップをたくさん展開しています。最近見かけなかったグロスタイプのものもたくさん!

店頭で店員さんに「マスクにつかないんですか?」と尋ねたところ、「多少はつきますね…」と正直な回答をいただきました。

つまり、マスクをしない前提での商品展開となっている、ということでしょうか。

マスク生活はまだ続きそうだけど…

そんなことを考えていると、タイムリーに「新型コロナウイルスの感染症法上の分類を2類から5類に引き下げ方針」と報じられました。

化粧品ブランドも、5類引き下げまではともかく、マスク生活が緩和されることはある程度予測していたのでしょうか。

とはいえもうしばらくマスク生活は続きそうですが、新商品を購入したので、私も一足先に口元から春を迎えたいと思います。

AH

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